【社会的養護・里親制度についてのフォーラム 考えよう、私にできること】
子育てで目指すのは「子どもの自立」。
1人ひとりが自分の人生を幸せに生きること。
特に自立が困難と言われている「社会的養護の子ども達」のことを知って、
自分にできることを考えてもらう機会を持ちました。
「社会的養護の子どもの未来を考える ~『育てる』のバリエーション~」
第1部では児童養護施設で暮らした経験のある若者(ユース)2人をお招きました。
・西坂來人さん制作の「レイルロードスイッチ」の
ショートフィルム上映とトーク
・志水柚木さんが制作に関わった「僕らの声」の紹介とトーク
昨年に続いてユースから直接お話を聞き、
それぞれの現在の活動も知ることができました。
社会的養護出身者が孤立することのないように、
直面している問題へのアプローチの仕方も提示いただきました。
第2部は子育てアドバイザー高祖常子さんの講演とパネルディスカッション。
・「感情的にならない子育てー子どもと向き合い、育むために-」
高祖さんのお話は、虐待が脳に与える影響から始まって、
叩かない子育てに言及。
しつけと称して子どもを叩いてしまうのは親の問題なので、
自身の子育てでも支援の場でも、感情に振り回されることのないように。
またそのためには、お互いのちょっとしたサポートや
周囲の温かい眼差しも必要と話されました。
・パネルディスカッション『子どもの自立を支える大人になる』
「自立とは何か?」「自立を支える方法にはどんなものがあるか?」
「支える大人のあり方とは?」について、6人のパネリストが、
それぞれの立場から、自分の経験も交えて意見交換。
さらに掘り下げて、参加者の皆さんとも語り合いたいテーマでした。
その後、岡山市こども総合相談所による
里親制度説明と個別相談の時間が持たれました。
まずは関心を持つこと、知ること、学ぶこと。そして、
考えて1歩踏み出すこと。
他人事ではなく、自分事として。社会を変えるためには、
自分が変わらなければ。
今回のフォーラムがそのきっかけになれば幸いです。
登壇者の方々、参加者の皆さん、1日ありがとうございました!