サポーター藪井康之さんのメッセージ

サポーターさんの中には、タイミングや様々な事情で乳児院の赤ちゃんを抱っこする機会を持てない方もいらっしゃいます。

そんなサポーターさんには、藪井さんのこの体験が参考になるかも。

愛は身の回りから、ですね。


いつだったか歯医者さんでお母さんの診療が長引いたせいか、首がようやく座ったくらいの男の子が大絶叫をし(笑)、歯科衛生士さんもオロオロしてるし、先生も治療に集中出来ないだろうと他人様の赤ちゃんだからどうしようと思いつつも、自分が抱っこしてあげたら10秒ほどで泣き止みました(笑)
自分の診察が終わった時には先生始め、スタッフの方全員からお礼を言われて、こちらが逆に恐縮したんですけど…、たまたまその子との相性がよかっただけだとは思いますが、最後は笑顔になってくれたのを見て大袈裟ですが愛おしさのようなものを感じました。

見ず知らずの方の大切なお子さん…とは思ったものの、先生や歯科衛生士さんが仕事に専念出来ればとの思いだけでした。
正直、無理だろうと思われてたのでしょう、男ですし。
「お母さんがなかなか戻って来なくて、不安になったんだよね?」と心の中で呟きながら、抱っこして背中ポンポンしてあげただけです。
確かにすぐ泣き止んでくれたので「すごい…」って驚嘆の声は上がってました。
聞き分けの良かったお子さんだった、ってだけですよ。
でも活動されてる皆さんも、そういう状況ならきっと同じ行動を取ったはずです。
あの温もり、重み…そして笑顔、何とも言えないものがありますね。

下手に先入観や固定観念を持ちたくなかったので、「明日ママ」は敢えて観なかったんですが、どういった事情があろうが、どんな環境に身を置こうが小さくとも大切な命に変わりない…
自分も複雑な子供時代を過ごしただけに、どんな形であれ真摯に向き合えたら…その一念で社会復帰を目指してきました。
ようやくスタートラインに立てたかな?って感じで、当面なかなか活動に参加出来ないかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。

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