抱っこサポーター中尾真理さんのレポ

Mくんのこれからを思うと心配が尽きないですね。
でも、この手で抱きしめた時に感じた、
赤ちゃん達の生命力を信じたい。
児童養護施設でもあたたかい人に恵まれ、
どうか幸せになりますように。

 抱っこサポーター中尾真理さんです。

土曜日のぐるーんに行って来ました。

用事と膝痛で3週間経ってしまったので、
クラスの顔ぶれもちょっと変わってしまいました。
初めて伺った11月から7ヶ月余り、
8人いたクラスから 2月以降 1人減り2人減り、
7月になり1人残っていた 今週が最後のMくんに会えました。
育ちが良く3歳にならないのに16kg超級。

でも抱っこを人一倍せがんだ彼を
ヨイショっと抱き上げるのが楽しみでもありました。
新しく上がってきた7人は まだまだ彼と比べると小さくて、
ぶつかると吹っ飛んでしまうくらい。

Mくんは今日も変わらず 1番に「抱っこ〜」
また少し重くなったMくんをギュッと抱きしめました。
私が会えるのは今日が最後だというのは、
まだその時は聞いていませんでしたが、
日はない事はわかっていました。
力も体重も一回り大きくなり、
チビちゃん達とはもう一緒にあそべないので、
若い保育士さんと水族館に行きました。

残った少ししっかりしたチビちゃん4人と近くにお散歩に出たら、
バス停で待つMくんと保育士さんがいました。
みんなで「バイバイ いってらっしゃーい」
いつものように、ニコニコ笑顔で得意気に手を振るMくん。
私はお散歩に出る時に「今日で会えるのは最後だね」
と 聞いたばかりだったので、思わず泣きそうになりました。
どこかの養護施設に行ってしまうMくん。
いつもそばにいた仲良しの若い保育士さんは、もっと辛いだろう。
頑張れーって 幸せにねーって 皆 祈るだけなんだね。


新しいお友達はまたもや男の子ばかりで、
会うたび手や足の力がついてきて、少しずつ言葉も増えてくる。
人が嫌がることをして困らせるのが楽しいほんとにいたずらっ子ばかり。
この間は あっかんべーだったが、
今回は噛みついてくる 子犬のようなチビちゃんたち。
色んな不安がそうさせるのかな?噛む力が強いと理解しているのかな?
のびのび安心して過ごせる乳児院内の空気がそうさせるのかな?

「ダメよ!痛いの!」に喜んじゃう彼らに困りつつも、
これからも限られた時間だけど、
少しでもチビちゃん達の笑顔を見ていきたい。


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